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■今日この頃〜過去の駄文




■H28.1.2


龍鳳呈祥 おめでとうございます。


平成28年 西暦2016年
皇紀2676年 丙申の年


謹んで新春の御祝詞を申し上げます。
新年が幸多き年となられますことを心より祈念申し上げます。


新年を寿ぐ意味で用いられる「春」の語は
明の春、今朝の春、花の春、千代の春、四方の春
といったように、和歌や俳句で用いられてきました。


一年十二ヶ月。月に順番をつけて呼べば事足りますが
一月が暦に書かれた最初の月と言うだけでは味気がありません。


初春や新春という言葉の響き、
新しい年を迎える華やぎを感じさせてくれる言の葉。
一月は新しい年を迎えるめでたい月であって
また春が近づいてくることを感じる月でもあります。


一月のことを「正月」と言いますが
「正」には「改める」「改まる」の意味があります。


すなわち、
年が改まった最初の月と言う意味で「正月」と名付けられました。
暦月は、そうした生活の記憶で彩られています。


今年は、丙申(ひのえ さる)の年、「丙」は、しっかりとした台座、
「申」は、棒に糸が巻き付いて太くなるさまです。


丙年は、今までのことが形になっていく年だといわれています。
これまで日の目を見なかったことが形となって
現れて来る年だと言えるのかも知れません。


昨年始まった新しい時代の息吹が、
今年はしっかりとした台座にすわり、棒に糸が巻きつくように、
それが強く太くなっていく年ということになります。


お正月にあたるこの時期、冬至の末候、七十二候では
「雪下出麦(ゆきわりて むぎ のびる)」になります。


雪の下から麦いずるとは、何とお芽出度いことでしょう。
一面の雪景色となるその厚い雪の下で
春を待つ麦はもうひっそりと芽吹き始めているのです。


弥生時代から栽培されていた日本の麦は、
麦は秋に種をまき、初冬に新芽が出てきます。


その芽を踏みつけるのが麦踏みで
踏むことによって良い麦が収穫できるそうです。
風雪にさらされ、踏まれるほど強くなる麦のように
歩んでいきたいものと思います。


「人生には、二つの道しかありません。
 一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。
 もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることです。」
 (アインシュタイン)


この平成28年、佳節の年
今年も、人とのつながりを大切にしながら、
日々の奇跡に感謝し、皆様のお役に立てますよう、
今まで以上に努力いたす所存でございます。


皆様に良き風がいつも共にありますように。


本年もiOfficeをどうぞ宜しくお願い申し上げます。



平成28年 睦月吉日

               有限会社あいおふぃす 伊藤勲


■H27.3.26


iOfficeは、設立12年を迎えました。


平素は、格別のお引立てを賜り、誠にありがとうございます。

有限会社あいおふぃすは、本日3月26日をもちまして、
とうとう設立12年目を迎えることができました。

これもひとえに皆様のご支援の賜物と
衷心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

今日は、七十二候では「桜始開(さくらはじめてひらく)」
「春分」の次候になり、桜の花が咲き始める頃と云われます。

桜の花は、唯一、下を向いて咲く花。私達の方を向いて咲いているんだ。
だから、見上げた時にあんなにも美しいんだ。と、以前聞いたことがあります。

桜の異名は「夢見草」桜と共に夢を見、桜に思いを重ねる季節です。

平成15年3月26日、桜がほころび始めた花冷えの頃でした。
12年前の今日、会社登記に大阪法務局へ行ったことを思い出します。

日本語は「あい」から始まります。
たくさんの人に「あい」し愛されて生きとし生きて、最期には「をん」返し。

愛しいは「いとしい」とも「かなしい」とも読みます。
愛しい悲しいことすべてが、日本に息づく「愛」であり
「あい」という言の葉。

なので、創業に際し、有限会社あいおふぃすと名づけました。

新たな出発の気持ちとともに初心を忘れずに持ち、
13年目のスタートで、皆様のご期待にお応えできる様に
一層の努力をして参ります。

日本では節目を大切にされます。
まさに竹がそうであるように節を増やしながら
節目節目で成長をしていければと思います。

今後共、有限会社あいおふぃすをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 平成二十七年 弥生吉日

              有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲

■H25.4.2


iOfficeは、設立10年を迎えました。

有限会社iOfficeは、
このたび、とうとう設立10周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と衷心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

振り返れば、平成14年12月の最初の日曜日、
地下鉄中津駅近くのマンションの一室を借り、
ひそかに業務を開始して創業いたしました。
あっという間の10年でした。

当時、入居したマンションは、
エアコンが故障中でストーブもカーテンもなく、
夜中、寒さに震えながら缶コーヒーで暖をとって
段ボール箱を机がわりにせっせと設立の
準備作業をしていたことが懐かしく思います。
会社名も決まっておらず、机もイスすらもなく
PowerBook15インチとポットだけの
閑散とした事務所でした。
その後、10年前の平成15年4月に
大阪法務局に会社登記し受理され、設立と相成りました。

法務局に行ったあの日から10年が経って、
こうして弊社が10回目の誕生日を迎えさせていただきますのも、
ひとえに、お客様、関係各位のご愛顧のおかげと
感謝の気持ちでいっぱいです。 これを機に決意を新たに、
いま一度、初心に立ちかえり、一層の努力をして
皆様のご愛顧にお応えしていく所存でございます。

変化の方向は予測し難く、スピードは速く、
しかも幅が極めて大きいという、
過去に類のない難しい時代に入っています。
10年という節目を迎えた時に、
この様な変化の時代である事を前向きに捉え、
新たな出発の気持ちを持ち、11年目のスタート、
そして、次の10年に向けて、更なる成長、発展を決意し、
皆様のご期待にお応えできる様に最大限の努力をして参ります。

今後共、有限会社iOfficeをどうぞ宜しくお願い申し上げます。


 平成25年 卯月吉日


                有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲


■H24.7.19


暑中お見舞い申し上げます。


盛夏のお見舞いを申し上げます。
平素は、格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。


夏が湧きはじめ田んぼの輝く緑が目に染み入るこの季節、
コンチキチンの祇園囃子の音色が、古都に響き、
古都の夏を彩る祇園祭の宵山が合図のように、
不思議と関西の梅雨があける気がします。


日本の国土は山海の自然に恵まれ、
世界で最も四季折々の美しさが楽しめる国といわれます。
日本の情緒は、四季の移り変わりと密接な関係にあり、
俳句にも季語というきわめて季節感をうまく捉えた言葉があります。
四季のある美しき敷島の夏湧く季語は
夏木立、蝉時雨、旱星、雲の峰、筍流しとどれも美しく響きます。


古来より日本では四季折々の伝統的な行事が執り行われ、
それに人の通過儀礼が重なり、伝統的な文化が育まれてきました。
日々の暮らしをも重ねて日本人は文化を形作ってきたといえます。


桜が咲くこと、雨が降ること、紅葉が散ること、そして雪が降ること。
日本人は、その美しい自然の変化を
つい百年前まで、二十四の季節に分けて見つめてきました。
「二十四節気」と云うそうです。


私たち日本人は、二十四の季節に沿った年中行事や風習と共に、
風雅な暮らしを楽しむ工夫や知恵がありました。
それと同時に、永遠にめぐる四季の中で移ろい変わっていくものと
その変化の裏にある不変のものを感じとってきたのです。


長町美和子さんの『鯨尺の法則-日本の暮らしが生んだかたち』には、
食べるもの、着るもの、住まい、すべては「日本」という風土の中で
生きやすいように工夫され、長い年月を経て練られ、今の形にたどりついている。
そしてその根本には、四季折々の暮らしを真摯に見つめた日本人のまなざしがあった。
暮らしを充実させるために生み出されたモノには、
形にも素材の使い方にも、現代と比べ物にならないほどの確かさが宿っていた。とあります。


私の母や祖母の裁縫箱にもいつも「鯨尺」があったなあと思いながら、
この本を読むと、日本に古くからある畳や和食器、棚など、
普段何気なく触れたり接しているものが、デザインの良さだけでなく、
実に機能的になっていることに気づきます


◯機織りをする人の肩幅→反物の幅→着物の大きさ→箪笥の大きさ
◯藁の長さ→畳の幅→部屋の大きさ→建物の大きさ
◯自由に入れ替えが出来るように規格化された襖、障子、畳
◯パタパタと畳める屏風
◯丸められる掛け軸
◯丸められる簾
◯重ねられるお碗
◯重ねて収納できる座布団
◯たたんで収納する布団
◯ワンパッケージに収納できる弁当箱
◯脚をたたんで収納できる机
◯寒い時だけ出して暖をとる火鉢
◯着物は直線裁ちでリフォーム、リサイクルが可能 etc


本書では、そのひとつひとつが日本人の肌感覚から生まれていて、
肌感覚が単位という形で表現されています。
また、その「考え方」は「作り手の意思」によるものではなく
「日本の気候」「農耕民族からくる気質」「素材の特性」から
もたらされたものが多いということも興味深いところです。


私たちが当たり前のように何気なく使ったりしているものが
実は昔から今につなっがっていることと
そして、それは立派な日本の文化なんだなって知りました。


これまで大切にされてきたものが、次の世代に伝わることなく
残念ながら消えていくなんてこともあるかもしれませんが、
新しいものがあふれていく現代社会のなかで
古くから日本にある伝統を見つめなおすことは、
移ろう季節のなかから不変のものをみつけだすことと似ていると思います。


不便なもの、遅れているものとして、
身近な場所から遠ざかってしまったものたちを
あらためて引き寄せてみたい気持ちになりました。


あたりまえのことなど一つもなく、
あたりまえにあることこそ感謝しないといけないと思います。
目に見えるものは本当に不確かで

目に見えないものこそ本当なのかも知れません。


この節電の夏、クーラーがあることをあたりまえと思わず、
弊社でも窓から入る自然の風に涼を感じ、風鈴の音色に耳を寄せ、
古き良き昭和の夏に思いを寄せ、体感することからはじめたいと思います。


平成24年の夏も、人との出会いとつながりに感謝し、
日々あたりまえのようにあるものに感謝し、
皆様のお役に立てますよう誠心誠意努力いたす所存でございます。


この夏、旧盆の期間は暦どおり営業いたします。
夏期の休業は、8月の下旬に頂戴いたします。
夏期休業日が決まりましたら、あらためてご連絡申し上げます。


今後とも相変わりませぬご指導ご鞭撻のほど、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

暑い日が続いて参りますが、ご自愛のほど、お祈り申し上げます。


 平成24年 文月吉日


                    有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲




■H25.1.2


新年明けましておめでとうございます。


平成25年 西暦2013年 皇紀2673年 癸已の年


謹んで新春の御祝詞を申し上げます。
新年が幸多き年となられますことを祈念申し上げます。


旧年中は、ひとかたならぬお世話になり、ありがとうございます。
弊社も皆様のお陰をもちまして、新春を迎えることができました。
平成25年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


冬来たりなば春遠からじと申しますが、
このところの寒さはひとしおでございます。
一月(睦月)の異称のひとつに「初空月」がありますが、
平成25年、新しい年はどのような空や月を見上げるのでしょうか。
みなさまにとって、こころ豊かに、美しく、映る年となりますように。


今年は、天皇陛下御即位25年、並びに、
第62回神宮式年遷宮の佳節の年を迎えます。
伊勢神宮では、20年に一度、内宮・外宮のご正宮をはじめ
計125社のご社殿すべてを新たに造り替えられ、
お供えする神宝・道具類もすべて一新されます。
戦前までは、神宮で最も重儀とされる式年遷宮は、
国家をあげての最大のお祭りとされていました。


伊勢神宮だけではなく全国でその地にある神社が
地域の人々によって千年も二千年も大事に護持されている。
これは世界の驚異と言っていいことと思います。
ギリシャ神話は有名ですが、ギリシャ神々の系譜は、
神話の中だけで完結、断絶し、いまに繋がっていません。


これに対して日本は、天照太御神の系譜に繋がる
万世一系の天皇という具体的な存在を軸に、
我々の先祖は目に見えないもの、
人知を超えたものを畏敬し、尊崇する心を、
二千年以上にわたって持ち続けてきた、ということであります。


石造りのデルファイの神殿が柱しか残っていないのに、
木造の伊勢神宮が今も残り、多くの人が参詣している理由は簡単です。
20年ごとにすべて建て替えられるからです。
神宮のすべての神殿の宮地(敷地)が二つづつあり
一方で現在の神殿が使われている間に、他の一方で新しい建物が建てられる。
新しい神殿に神様をお移しすることを「遷宮」といいます。


往古の昔、我々の祖先は、すべてのものに魂が宿ると信じていました。
お米には稲魂(いなだま)、木には木霊(こだま)、言葉には言霊。
国にも国魂があるとされました。
皇祖 天照太御神は光の魂であり日霊であります。
その神や国の魂をフレッシュにすれば、わが国は若々しくいよいよ栄える。
つまり弥栄(いやさか)になるとされました。


神宮の式年遷宮は、20年ごとに日本の国の魂を生まれ変わらせることによって、
国家が若返り、そのことにより永遠を目指そうとしたのです。
これを「常若(とこわか)」という言葉で表しました。


常若(とこわか)というのは、
古事記や万葉集にある「常世(とこよ)」と同じようにめでたいことです。
室町時代の古文書にはしばしば出てきて、
いつも若々しいこと、永遠に若いことを意味します。
皇租の天照大御神が常に瑞々しくあってほしいと願う表象でありますが、
同時に私たち日本民族の「いのちの甦り」
「常若(とこわか)」の祈りが込められているのです。


伊勢神宮で、第1回の式年遷宮が行われたのは持統天皇4年(690)です。
戦国時代や戦争で中断されたことはありましたが、
おおよそ1300年、この行事は連綿と続けられています。


そして、今年は出雲大社の御遷宮の年でもあります。
伊勢神宮の式年遷宮は20年に一度、
出雲大社の御遷宮がおおよそ60〜70数年ごとということで、
この日本を代表する最も尊いお宮の遷宮が同じ年となることは稀で
歴史上初めてとも言われており、これは何か意味があるのかもしれません。


この平成25年の佳き年に、
有限会社iOffice設立10年を迎えることができそうです。
ただただ、感謝申し上げる次第でございます。
今年も、人とのつながりを大切にしながら、
皆様のお役に立てますよう、努力いたす所存でございます。


本年も、iOfficeをどうぞ宜しくお願い申し上げます。



 平成25年 睦月吉日


                    有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲


■H24.1.3


新年あけましておめでとうございます


平成24年 西暦2012年 皇紀2672年
謹んで新春の御祝詞を申し上げます。
新年が幸多き年となられますことを祈念申し上げます。


旧年中は、ひとかたならぬお世話になり、ありがとうございます。
弊社も皆様のお陰をもちまして、新春を迎えることができました。
平成24年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


昨年は、霧島山新燃岳の大噴火に始まり、東日本大震災、紀伊半島の大洪水と
大きな災厄が続き、本当に凄まじい一年でした。
また、世界の情勢や日本国内の政治も経済も混迷の様相で、
幕末から明治維新のような緊迫感すら感じられる昨今であります。


今年の龍は、壬辰の年。竜驤虎視の勢いを持つ年。
祥雲龍翔、飛躍発展の年となりますことを願っております。


干支は、十干十二支で構成され、60年に一度同じ干支が巡ってきます。
平成24年は、十干の「壬」と十二支の「辰」を合わせた「壬辰(みずのえたつ)の年」にあたります。
歴史的に見ても、壬辰の年は、大乱や大変革の年となるようです。


今年の前の「壬辰の年」は、昭和27年(1952)です。
この年は、戦後、日本を占領支配したGHQが廃止され、サンフランシスコ平和条約が発効した年でした。


終戦から昭和27年4月27日まで、日本は、国でなく占領地でした。
それまでは、日本で生産された製品にさえも「Made in Japan」ではなく、
「Made in Occupied Japan(占領された日本製)」と刻印してありました。
そして、昭和27年以降の日本は、国号が「日本国」となりました。
前回の「壬辰の年」である昭和27年は、戦後日本の大きなの転換点となった年でもあったわけです。


そして、平成24年は、古事記編纂から1300年。
古事記が編纂されたのは、和銅5年(712)正月28日のことでした。


日本の歴史を見ますと、
太古の時代から大陸や半島などと頻繁に交流を行い、
外国からいろいろな文明が入ってきました。
日本人はそれらをあまりにも上手にとりいれすぎ、
日本本来の伝統やこころを人々が忘れてしまうため
自然と、時に原点にかえって、日本本来の姿に戻ろうとしてきました。
奈良時代に「古事記」が編纂されたのも、その一つの現れと言われています。


このように日本人は、外国の文明を取り入れながらも、
ある時期が来たら、自然と原点にかえろうとし、日本人のいのちとこころを今まで紡いできました。


また、江戸時代には武士たちが、中国からの儒教に偏りすぎたために、
日本古来の伝統にかえろうとして著されたのが、本居宣長の「古事記伝」です。


今年こそは、日本復興元年となる年、また、そうならなければ、そうしなければならない年でありますが、
奇しくも今年は、その「古事記」編纂からちょうど1300年の節目の年。
であればこそ、先人の智慧に学びながら歴史を振り返る大切さを感じます。


古来より日本人は、見る聞くことなす業に触れて、
情の深く感じることをあわれという感性が育まれてきました。
「物のあはれ」というのは、日本人の美意識を代表する概念でもあります。


例えば、桜の花の色も西洋ではピンクとひとくくりにされますが、
日本では「桜色」「灰桜」「一斤染」「桜鼠」「朱鷺色」「撫子色」と
細かく名前があります。色にも思いがあり、自然に耳を傾け、
無数の色や音にもののあはれを感じ取る先人たちの美意識ありました。


書物の中で「もののあはれ」が出てくる一番古いものは、935年の土佐日記ということでありますが、
「あはれ」という言葉だけを見ると古事記のなかに出てくるほどです。


記憶が薄らぐように、忘れられてゆくものがあります。
日本の色名もそのひとつ。その色名ひとつひとつに、
先人たちが育んできた、もののあはれの美意識が息づいています。


古事記1300年紀の今年は、いやおうなく、
現代人がわすれかけていた日本人の原点である神話が注目される年になるでしょうし、
私もそういった古来よりの日本らしさを特に大切にしていきたいと思います。


平成24年も、人とのつながりを大切にしながら、
皆様のお役に立てますよう誠心誠意努力いたす所存でございます。


かけがえのないお一人お一人のご健勝とご活躍をお祈り致しております。
今年も、有限会社iOfficeをどうぞ宜しくお願い申し上げます。



 平成24年 睦月吉日


                          有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲


■H23.7.13


暑中お見舞い申し上げます


夏が湧きはじめ田んぼの輝く緑が目に染み入るこの季節、
昨日と一昨日は雨が降っていました。
雨の雫と緑一色の季節。雫を待つ下で緑を彩り、
緑の影模様透かす青時雨。滴り落ちる雫を時雨に見立てた
風情のある言葉が似合う頃となりました。
そして、あと数日で京都の夏の風物詩、祇園祭の山鉾巡行。

「祇園祭 美しい日本の 一片なり」

山鉾、駒形提灯、そして、「コンチキチン」の
祇園囃子の音色が、古都に響きはじめると、
京都から関西の祭りの季節がやってきます。
古都の夏を彩る祇園祭の宵山が合図のように、
不思議と関西の梅雨があける気がします。


7月1日の「吉符入り」から31日の「疫神社夏越祭」まで、
1ヶ月に渡って行われる京都・八坂神社の祇園祭は、
平安時代の貞観11年(869)全国で疫病が蔓延したときに、
日本全国の国の数の鉾(ほこ)が66本立てられて、
祇園の神を迎えて疫病退散のために祈ったことが由来だそうです。


祇園祭は、平成21年にユネスコの無形文化遺産に認定されました。
伝統や文化は、時代と共に変化していくものではありますが、
悠久の時を越えて先人たちから綿々と受け継がれた
人の大切さを再確認する神事でもあります。
大和の国の人々は、自然の働きの中に神性を見出し、
それをお祭りしてきた歴史があります。


古事記の時代から私たちの国は、
豊かに葦が生い茂り、稲穂がみずみずしく実っている国、
「豊葦原の瑞穂の国」と謳われてきました。


季節を紡いて梅雨明け気づけば、盛夏来たり。
蝉もこの時を見はからったように羽化し夏の風情を醸しています。
蝉の声や虫の音は不思議なものです。
私たちにはその季節折々の心地良いBGMになります。
しかし、外国の人にとっては、
うるさいノイズに聞こえるのが大半だと聞きます。
虫の音などのCDが売られ、
虫の音を楽しむというのは日本ぐらいだそうです。


神様が植林を行う神話が伝えられているのも日本だけだといいます。
移り行く季節の中で自然と共生してゆく価値観が
私たち日本人のDNAに染み付いていて、
自然から生まれる音や風情に対しては、
心地よく情緒を感じ、癒しさえも感じるのでしょうか。


約1000年前の清少納言の「枕草子」の一文に
「夏はよる。つきの頃はさらなり、
 やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。
 また、ただひとつふたつなど、
 ほのかにうちひかりて行くもをかし。
 雨など降るもをかし」とあります。
こんな風情を大切にするDNAが、
私たち日本人のなかにあるのかも知れません。


豊かな自然に育まれてきた日本人は、
自然をこよなく愛し、敬ってきました。
日本文化の特徴として「雪月花」があります。
春のお花見。秋のお月見。そして、雪が降れば雪見酒。
春の七草や秋の七草の風習もありました。
このように私たちの祖先は自然と共に歩み、
時の移ろいを愛でてきました。


雪月花を代表とする四季折々の自然に触れるとき、
ふと心に感じる安らぎ、余情に似たものは何か。
四季のある美しき敷島の夏湧く季語は
夏木立、蝉時雨、旱星、雲の峰、筍流しとどれも美しく響きます。


今年は「昭和の夏が帰ってくる」このような言葉を聞きました。
縁側で蚊取り線香を焚いて佇むといった風景が目にうかびます。
昔ながらの古き良き日本の夏の日の過ごし方が
今、沢山の方に求められ、注目されているという事だと思います。


打ち水であったり、竹枕だったり、葦簾であったり、蚊帳であったり、
季節を合わせて設えを変え、変えた設えから季節を感じるという
日本人が昔から大切にしてきた四季を重んじる気持ちの中に
日本文化の神髄というものが、そこにあるのかも知れません。


今年の夏は、四季の移ろいの中で生まれてきた
日本の伝統文化や先人たちの伝統的な知恵を
もう一度見つめ直し学び直すいい機会かも知れません。


春日大社の宮司でいらっしゃった葉室頼昭さんも

 「生きる」とは、子孫に「いのち」を伝えることに他なりません。
 いのちとは日本のこころや文化、伝統や習慣のことなのです。
 これらを次世代に継承することこそが、生きることだと言うのです。

 「千と千尋の神隠し」で有名な宮崎駿男監督も語っているように、
 国の歴史や文化を忘れた民族はたちまちの内に崩壊します。

 この今の時代を生きる私たちは、古来から連綿と伝えられてきた
 この素晴らしい日本文化の精髄を是が非でも
 後世にも伝えるべきなのではないでしょうか。
 それこそが子孫を「生かす」ことなのです。

と述べておられます。


私も今年の夏は、家でも事務所でも極力クーラーを控えて、
窓から入る自然の扇風機の風に涼を感じ、風鈴の音色に耳を寄せ、
甚平羽織にうちわを片手に、ラムネを飲みながら、
古き良き昭和の夏に思いを寄せ、体感したいと思います。


今後とも相変わりませぬご指導ご鞭撻のほど、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

暑い日が続いて参りますが、ご自愛のほど、お祈り申し上げます。



  平成23年7月吉日

             有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲

  • ●H23.3.12


  • 3月11日に発生し、国内観測史上最大の規模を記録した
  • 東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災)により、
  • 多くの尊い人命が失われたことに、深く哀悼の思いを捧げ、
  • 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
  • また、被災されたすべての方々に、心からお見舞い申し上げます。
  • 被災地のみなさまにおかれましては、一日も早く安寧が戻りますことを、
  • そして、一日も早い復旧がなされますことを、大阪の地よりお祈り申し上げます。
  • 有限会社あいおふぃす と致しましては、被災された方々へのささやかな応援として
  • 被災地における復興活動にお役立ていただきたいとの思いから、
  • わずかなではございますが、有限会社あいおふぃすの
  • 3月〜5月末までの売上分から収益の30%相当分を義援金として
  • 日本赤十字社へ寄付させていただくことといたします。

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●H23.1.3

  • 新年おけましておめでとうございます。

  • 西暦2011年、平成23年、皇紀2671年の新春のご挨拶を申し上げます。
  • 新年明けましておめでとうございます。

  • 穏やかで喜びの多い新春をお迎えになられたことと存じます。
  • 新年が幸多き年となられますことを祈念申し上げます。

  • 旧年中は、ひとかたならぬお世話になり、ありがとうございます。
  • 弊社も皆様のお陰をもちまして、無事に新春を迎えることができました。心から御礼を申し上げます。
  • 平成23年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • 年々、正月らしさがなくなってきたとはいえ、大晦日から年が明けて、お正月を迎えたとたんに
  • 街の風景や室内の空気までも新鮮に感じられるのは、
  • 子供の頃からすこしも変わらない日本の正月という気がします、

  • 年を重ねるにつれ、日本らしさを大切にしたいと思うようになりました。
  • 今年は、昨年末から三賀日にかけて、ぱらぱらと大阪でも雪が降りました。
  • 山陰地方をはじめ、国内各地では記録的な降雪に遭われました。

  • 雪は天から送られた手紙である・・・。これは、雪の結晶の美しさに魅せられて、
  • 北海道大学で世界初の人工雪を作り出した物理学者 中谷宇吉郎氏の有名な言葉です。

  • 雪の結晶の形や模様は、生成時の周りの温度や湿度によって決まるそうです。
  • 温度や湿度が変わることで様々な雪の結晶ができます。
  • 見方を変えれば、雪の結晶の形から結晶が生成された上空の温度や湿度を知ることができます。
  • それを「天からの手紙」というロマンチックな言葉で表現したのですね。

  • 雪の結晶を、六花とも言います。六角形の整った美しい結晶は、その成長過程の温度や湿度により
  • 様々な形となり、一つ一つがそれぞれに異なる美しい形を持っています。
  • 六花は、一つとして同じものはない、世界に一つだけの花なのです。

  • 一年を七十二の季節に分かつ暦が、かつてありました。もともと季節を二十四に分け(二十四節季)、
  • それをさらに三つに割って七十二に分けた暦「七十二候」は中国から伝来し、
  • 江戸時代の暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂されました。

  • 暦は短い言葉で表現され、移ろうときの一瞬を鮮やかに切り取ります。
  • そこには、一日を数字だけで終わらせない日本人の美意識があります。

  • 今は、冬至の末候、雪下出麦(ゆきわたりて、むぎのびる)。
  • 覆われた雪の下で麦が芽を出す頃の意です。

  • 秋蒔きの麦は、少し芽を出した状態で寒い冬を越し、梅雨の頃に収穫します。
  • 麦踏みは、分けつを促進し根を深く張らせて霜柱や
  • 凍結に負けない強い麦を作るのに必要な大切な作業です。

  • ところが、積雪地では雪の重みがあって株が浮かないため、
  • 麦踏みの作業を省くことが出来るのだそうです。
  • 踏まれて強く育つのか、雪の下でじっと耐えて春を待つのか、
  • いずれにしても跳ね返すまでの「ため」がポイントのようです。
  • 弊社も、踏まれても雪の下でもじっとガマンして春を待っております(笑)

  • このような季節を伝える言葉を知ると、繊細な季節の変化とともに想像力をふくらませる、
  • 心豊かな先人たちの深い感性に感動さえ覚えます。


  • 繊細な季節の変化を見事にとらえた言葉一つ一つは、深いものばかりです。
  • 今の時代に忘れられ消えてしまいそうな大切なものを伝えていくこと、
  • それが先人達に連なっていくための、私達の役割ではないかと思います。

  • 平成23年も、人とのつながりを大切にしながら、
  • 皆様のお役に立てますよう誠心誠意努力いたす所存でございます。

  • 今年も、有限会社iOfficeを宜しくお願い申し上げます。


  •  平成23年 睦月吉日

  •                 有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲



●H22.07.18

  • 盛夏のお見舞い申し上げます。
  • 平素は、格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
  • 皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • コンチキチンの音が夏を連れてくる祇園祭の山鉾巡行も終わり、いよいよ夏本番になりました。
  • 昨年、祇園祭はユネスコの無形文化遺産に認定されました。
  • 伝統や文化は、時代と共に変化していくものではありますが、
  • 時間をくぐり受け継がれたものの背景にある人の大切さを再確認する神事でもあります。
  • 今は、見渡せば緑一色の季節。先週までは、雨が降り続いていました。
  • 青時雨、若葉雨、緑雨、翠雨・・・緑滴る季節の美しい表現。
  • 青葉の季節の頃に降るからこの呼び名になったのか、
  • この季節に降る雨が木の葉をいっそう青く染めるからその名が付けられたのか。
  • 四季のある国にある呼び名は、時を経ても変わることはありません。
  • そして、今日は、きれいな空でした。「瓶覗色(かめのぞきいろ)」の空。
  • 「瓶覗色」は極めて薄い藍色で、藍瓶にわずかな時間つけただけの薄色、
  • 瓶に水をはってそれに空の色が映った時の色。
  • 昔の人々は、このような色の名前について、豊かに表現していたのですね。
  • 日本人は、四季それぞれに移り変わる自然の美しい姿を眼にとらえて、
  • 数え切れないほどの色名をつくってきました。
  • 記憶が薄らぐように、忘れられてゆくものがあります。
  • 日本の色名もそのひとつ。その色名ひとつひとつに、
  • 日本人が育んできた美意識が息づいています。
  • そういったものをこれからも大切にしていきたいと思います。
  • 季節や時を映す山々。
  • 日本人は山を見上げ、その面影を心の故郷としてきました。
  • 「山笑う」は、命わき起こる喜びの春の季語。緑深き夏は「山滴(したた)る」
  • 色づく秋は「山装(よそお)う」。しんしんと雪積もる冬は「山眠る」
  • 月日が流れ、また巡ってくる季節は徐々に変化を見せています。
  • 季節がめぐっても、月日が流れても、変わらぬもの、かけがえのないものでありたいと思います。
  • 今年の夏は、10数年ぶりに山行を考えております。
  • 勝手ながら、弊社、夏期の休業を下記の間、頂戴いたします。
  • ●夏期休業期間:8月11日(水)〜8月15日(日)

  • 今後とも相変わりませぬご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 暑い日が続いて参りますが、ご自愛のほど、お祈り申し上げます。

  •  平成22年7月吉日
  •                 有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲

  • ●H22.03.26
  • ■ 設立8年目のご挨拶 ■

  • 有限会社iOfficeは、
  • 本日3月26日をもって、設立8年目のスタートを迎えることができます。
  • これもひとえに皆様のご支援の賜物と衷心より御礼申し上げます。
  • 平成14年12月1日の日曜日、有限会社あいおふぃすは
  • 地下鉄中津駅近くのマンションの一室を借りて、創業しました。
  • 入居したマンションは、エアコンが故障中でストーブもカーテンもなく、
  • 夜中、寒さに震えながら缶コーヒーで暖をとって段ボール箱を机がわりに
  • せっせと設立の準備作業をしていたことが懐かしく思います。
  • 当時、会社名も決まっておらず、机・イスすらもなく
  • ノートパソコンとポットだけの閑散とした事務所でした。
  • その後、7年前の今日、平成15年3月26日大阪法務局に会社登記し、設立いたしました。
  • あれから7年が過ぎ、こうして弊社が8年目のスタートを迎えさせていただきますのも、
  • ひとえに、ご指導ご支援を頂いているおかげでございます。

  • 現事務所の大阪市北区堂島は、江戸時代には「水の都」「天下の台所」と称された
  • 大阪の拠点として栄え、蔵屋敷が立ち並び、世界最初の先物相場「堂島米市場」が誕生した地であり、
  • 物流拠点としても、たいそう賑わっていたそうです。
  • そんな大阪商人の息吹が受け継がれているこの地で
  • 設立8年目のスタートを迎えることをうれしく思うとともに、
  • 旧にも倍しまして一層業務に精進して参る所存でございます。

  • 昨年から今年は、経済成長も停滞気味にひと休みし、新しい時代に進もうとしているようにも感じます。
  • 今から百数十年前の明治維新の新しい時代の幕開けには、時代を駆け抜けた多くの志士たちがいました。
  • おりしも、今年の大河ドラマが坂本龍馬が主人公であり、
  • 龍馬がブームになってきていることも今の時代を表現しているようにも思えます。
  • 坂本龍馬と云えば、数々の名言がありますが、
  • ●「世の人は 我を何とも 言わば言え 我が成す事は 我のみぞ知る」
  • 世間の人が言いたいのであれば自分の事を言いたいだけ言えば良い、
  • でも、自分のやりたい事は自分だけが知っているのだ。という意です。
  • ちなみに「事」というのは仕事や生きがいのことだそうです。事を成すとは
  • すばらしい結果を残しなさいってことじゃなくて常に目的を持って生きなさいということだそうです。
  • 目の前のことに、常に一生懸命に取り組んで振り返ったときに
  • 「事」「結果」としてつながっていれば、それはそれでいいのかも。
  • この句を、龍馬16歳のときの姉の坂本乙女宛てに詠んだのですね。
  • 私は、今の仕事と会社を選んだわけですが、龍馬のようにとは、とてもとてもいかないとしても、
  • 常に気持ちだけは高く目的を持って取り組んでいきたいと思います。

  • ●「世に生を得るは 事を成すにあり」
  • 誰もがこの世に生を受けたからには、その意味があるんだと言う。
  • 自分自身でこの世に生まれてきたその「目的」を探しながら
  • 一生懸命前に進んでいかなくちゃいけないんだと思います。
  • 世のため、人のため、大事をなすのが、天命であり、務めである。
  • 龍馬は事を成すために死も恐れず、困難も乗り越えたのでしょう。
  • 事を成すことが彼の存在価値なのですからとても美しいです。龍馬のように生きてみたいぜよ〜。と思います。
  • また、このような思いを持つこと自体が、幸せなことだと思います。

  • 百数十年前の明治に思いを馳せながら、龍馬の言葉を心に刻み、
  • これからも初心を忘れることなく、邁進して参ります。
  • 弊社とお逢いさせていただいたすべての方々にこの場を借りて、心より御礼申しあげます。
  • 今後とも有限会社iOfficeをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

  •    平成22年3月吉日
  •                         有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲

  • ■H23.7.13
  • 暑中お見舞い申し上げます
  • 夏が湧きはじめ田んぼの輝く緑が目に染み入るこの季節、
  • 昨日と一昨日は雨が降っていました。
  • 雨の雫と緑一色の季節。雫を待つ下で緑を彩り、
  • 緑の影模様透かす青時雨。滴り落ちる雫を時雨に見立てた
  • 風情のある言葉が似合う頃となりました。
  • そして、あと数日で京都の夏の風物詩、祇園祭の山鉾巡行。
  • 「祇園祭 美しい日本の 一片なり」
  • 山鉾、駒形提灯、そして、「コンチキチン」の
  • 祇園囃子の音色が、古都に響きはじめると、
  • 京都から関西の祭りの季節がやってきます。
  • 古都の夏を彩る祇園祭の宵山が合図のように、
  • 不思議と関西の梅雨があける気がします。
  • 7月1日の「吉符入り」から31日の「疫神社夏越祭」まで、
  • 1ヶ月に渡って行われる京都・八坂神社の祇園祭は、
  • 平安時代の貞観11年(869)全国で疫病が蔓延したときに、
  • 日本全国の国の数の鉾(ほこ)が66本立てられて、
  • 祇園の神を迎えて疫病退散のために祈ったことが由来だそうです。
  • 祇園祭は、平成21年にユネスコの無形文化遺産に認定されました。
  • 伝統や文化は、時代と共に変化していくものではありますが、
  • 悠久の時を越えて先人たちから綿々と受け継がれた
  • 人の大切さを再確認する神事でもあります。
  • 大和の国の人々は、自然の働きの中に神性を見出し、
  • それをお祭りしてきた歴史があります。
  • 古事記の時代から私たちの国は、
  • 豊かに葦が生い茂り、稲穂がみずみずしく実っている国、
  • 「豊葦原の瑞穂の国」と謳われてきました。
  • 季節を紡いて梅雨明け気づけば、盛夏来たり。
  • 蝉もこの時を見はからったように羽化し夏の風情を醸しています。
  • 蝉の声や虫の音は不思議なものです。
  • 私たちにはその季節折々の心地良いBGMになります。
  • しかし、外国の人にとっては、
  • うるさいノイズに聞こえるのが大半だと聞きます。
  • 虫の音などのCDが売られ、
  • 虫の音を楽しむというのは日本ぐらいだそうです。
  • 神様が植林を行う神話が伝えられているのも日本だけだといいます。
  • 移り行く季節の中で自然と共生してゆく価値観が
  • 私たち日本人のDNAに染み付いていて、
  • 自然から生まれる音や風情に対しては、
  • 心地よく情緒を感じ、癒しさえも感じるのでしょうか。
  • 約1000年前の清少納言の「枕草子」の一文に
  • 「夏はよる。つきの頃はさらなり、
  •  やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。
  •  また、ただひとつふたつなど、
  •  ほのかにうちひかりて行くもをかし。
  •  雨など降るもをかし」とあります。
  • こんな風情を大切にするDNAが、
  • 私たち日本人のなかにあるのかも知れません。
  • 豊かな自然に育まれてきた日本人は、
  • 自然をこよなく愛し、敬ってきました。
  • 日本文化の特徴として「雪月花」があります。
  • 春のお花見。秋のお月見。そして、雪が降れば雪見酒。
  • 春の七草や秋の七草の風習もありました。
  • このように私たちの祖先は自然と共に歩み、
  • 時の移ろいを愛でてきました。
  • 雪月花を代表とする四季折々の自然に触れるとき、
  • ふと心に感じる安らぎ、余情に似たものは何か。
  • 四季のある美しき敷島の夏湧く季語は
  • 夏木立、蝉時雨、旱星、雲の峰、筍流しとどれも美しく響きます。
  • 今年は「昭和の夏が帰ってくる」このような言葉を聞きました。
  • 縁側で蚊取り線香を焚いて佇むといった風景が目にうかびます。
  • 昔ながらの古き良き日本の夏の日の過ごし方が
  • 今、沢山の方に求められ、注目されているという事だと思います。
  • 打ち水であったり、竹枕だったり、葦簾であったり、蚊帳であったり、
  • 季節を合わせて設えを変え、変えた設えから季節を感じるという
  • 日本人が昔から大切にしてきた四季を重んじる気持ちの中に
  • 日本文化の神髄というものが、そこにあるのかも知れません。
  • 今年の夏は、四季の移ろいの中で生まれてきた
  • 日本の伝統文化や先人たちの伝統的な知恵を
  • もう一度見つめ直し学び直すいい機会かも知れません。
  • 春日大社の宮司でいらっしゃった葉室頼昭さんも
  •  「生きる」とは、子孫に「いのち」を伝えることに他なりません。
  •  いのちとは日本のこころや文化、伝統や習慣のことなのです。
  •  これらを次世代に継承することこそが、生きることだと言うのです。
  •  「千と千尋の神隠し」で有名な宮崎駿男監督も語っているように、
  •  国の歴史や文化を忘れた民族はたちまちの内に崩壊します。
  •  この今の時代を生きる私たちは、古来から連綿と伝えられてきた
  •  この素晴らしい日本文化の精髄を是が非でも
  •  後世にも伝えるべきなのではないでしょうか。
  •  それこそが子孫を「生かす」ことなのです。
  • と述べておられます。
  • 私も今年の夏は、家でも事務所でも極力クーラーを控えて、
  • 窓から入る自然の扇風機の風に涼を感じ、風鈴の音色に耳を寄せ、
  • 甚平羽織にうちわを片手に、ラムネを飲みながら、
  • 古き良き昭和の夏に思いを寄せ、体感したいと思います。
  • 今後とも相変わりませぬご指導ご鞭撻のほど、
  • どうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 暑い日が続いて参りますが、ご自愛のほど、お祈り申し上げます。
  •   平成23年7月吉日
  •              有限会社あいおふぃす 代表取締役 伊藤勲
  • ●H22.01.02
  • ■ 平成22年 新春のご挨拶 ■
  • 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
  • 皆様におかれましては、穏やかで喜びの多い新春をお迎えになられたことと存じます。
  • 皆様には平成22年が幸多き年となられますことを祈念申し上げます。
  • 旧年中はひとかたならぬお世話になり、ありがとうございます。
  • 弊社も皆様のお陰をもちまして、無事に新春を迎えることができました。
  • 心から御礼を申し上げます。平成22年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
  • 年頭にあたり、今年も・・・今年こそは・・・いい年であります様にと、誰もが願っている事ですが、
  • 昨年は、景気回復への期待よりも停滞感と減退感が増すばかりでした。
  • 今年も日本経済の景気は、雨は一ヶ所だけに、また、永遠に降り注ぐわけではないにしても
  • いつになったら薄日でも差し込むのかと、きわめて先の見えにくい状況にあると感じております。
  • 悲観になりがちな社会情勢、経済情勢の中であるからこそ、
  • 皆様方にご指導をいただきながら、一日一日を大切に、前向きな気持ちを大切にしていきたいと思います。
  • 仮に、人生を1日24時間で例えたら、私の場合、昼の12時のほんのちょっと前、
  • もう12時、でも12時、まだ12時といったところです。
  • 「もし、自分の口座に1日86,400円が振り込まれるとします。
  •  しかし、その日の内に使わなかった金額は全て消えてしまいます。ならば、誰もが毎日全額引き落としますよね。
  •  それは人生も同じ。消え去っていく1日86400秒を大切にしなさい」
  • これは↑、拾いモノです。ネットで見つけた格言?名言?と思ってます。
  • とある掲示板で思いがけない文章を見つけて、いい言葉だったのでメモ代わりにコピペしました。
  • このような不透明な時代だからこそ、
  • 今までの常識にとらわれないことも大事であると思います。
  • 常識と矛盾しているところに真実があるのかも知れません。
  • そういったところに、新たな可能性があるのかも知れません。
  • 逆説は、パッと見た目には非常識に思えるけれど、よく考えると理にかなっているというレトリックで、
  • 世間で一般的なことと、正面から反対のことを言うことによって、
  • そういった別の考え方もできると思いなおすものと思います。
  • 言いかえれば、一般には真実だと思われていることと逆のことを言って、
  • そこにも真実が含まれていることを伝えるものでもあると思います。
  • 変革を夢見た若者が1960年代に書いた「逆説」のメッセージ。ただただ、感動した処世訓でした。

  • ●●逆説の十ヶ条●●
  •  1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
  •    それでもなお、人を愛しなさい。
  •  2 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
  •    それでもなお、良いことをしなさい。
  •  3 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
  •    それでもなお、成功しなさい。
  •  4 今日の善行は、明日になれば忘れられてしまうだろう。
  •    それでもなお、良いことをしなさい。
  •  5 正直で率直なあり方は、あなたを無防備にするだろう。
  •    それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
  •  6 最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
  •    それでもなお、大きな考えをもちなさい。
  •  7 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。
  •    それでもなお、弱者のために戦いなさい。
  •  8 何年もかけて築いたものが、一夜にして崩れ去るかもしれない。
  •    それでもなお、築きあげなさい。
  •  9 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
  •    それでもなお、人を助けなさい。
  •  10 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
  •    それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
  •                                  〜ケント・M. キース〜

  • マザー・テレサもこの逆説の十ヶ条に感動し、引用したそうです。至高の処世訓「逆説の十ヶ条」。
  • 今年は、この「逆説」の言葉を心に留めて、皆様方に喜んでいただけるような良い仕事をしていきたいと思います。
  • 本年も有限会社iOfficeをどうぞ宜しくお願い申し上げます。


  • ●H20.03.26
  • ■ 設立6年目 ■
  •  有限会社iOffice.は本日3月26日で設立6年目のスタートを迎えることができました。
  •  こうして弊社が6年目を迎えさせていただきましたのも、
  •  ひとえに、クライアント様をはじめ、ご指導ご支援を頂きました皆様、協力会社の皆様、
  •  そして、このホームページをご覧頂いている皆様をおかげでございます。
  •  弊社とお逢いさせていただいた全ての方々にこの場を借りて、心より御礼申しあげます。
  •  初心を忘れることなく、これからも邁進して参ります。
  •  今後とも有限会社iOffice.をどうぞ宜しくお願い申しあげます。 ありがとうございます。

  • ●H20.01.05
  • ■ HAPPY NEW YEAR 2008 ■
  •  新年明けましておめでとうございます。
  •  穏やかで喜びの多い新春をお迎えになられたことと存じます。
  •  皆様には新年が幸多き年となられますことをご祈念申し上げます。
  •  年頭にあたり良い年であります様にと誰でもが願っている事ですが、
  •  日本経済の景気は、薄日が差し込んできたものの、
  •  その回復は期待されているよりも随分遅れている感があります。
  •  景気回復への期待感、減退感が交互に繰り返され、先の見えにくい状況にあると感じます。
  •  そういう社会情勢の中、ここ数年の流行りのように
  •  「変革」「改革」という単語が頻繁に使われるようになりました。
  •  多くの組織の年頭訓辞で「変革」「改革」という言葉を使っています。
  •  弊社にとっても、やはり「変革の年」となる。と思います。
  •  「企業体質の変革」「業務内容の変革」などと色んな変革がありますが、
  •  やはり大切なのは「心の変革」であると思います。
  •  相田みつをは「いいことはおかげさん、悪いことは身から出たさび」と表現しています。
  •  マザーテレサは、「大切なのは、どれだけ沢山のことをしたかではなく、
  •  どれだけ心をこめたかです」と表現しています。
  •  こうした言葉を心に留めて、良い人間関係を築きながら、
  •  今年も喜んでいただけるような良い仕事をしていきたいと思います。
  •  皆様方の健やかな日々を祈念しつつ、新春をお歓びを申し上げます。
  •  本年も有限会社iOffice.を宜しくお願い申し上げます。

  • ●H20.01.01
  • ■ 謹んで新年のご挨拶を申し上げます ■
  •  新年あけましておめでとうございます
  •  旧年中は皆様方にはひとかたならぬご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。
  •  皆様方には、健やかに新年をお迎えになられたことと心からお慶び申し上げます。
  •  弊社も皆様のお陰をもちまして、無事に新春を迎えることができました。
  •  本年も一層気を引き締めて、皆様のご愛顧にお応えいたすよう努力いたしたいと存じます。
  •  今後とも倍旧のお引き立てをお願い申し上げます。
  •  4日から営業いたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
  • ●H19.12.18
  • ■ 冬期休業のご案内 ■
  •  12月29日〜1月3日まで冬季休業とさせていただきます。
  •  今年もありがとうございました。新年も有限会社iOffice.をどうぞ宜しくお願い申しあげます。
  • ●H19.12.01
  • ■ iOfficeWebsiteリニューアル致しました ■
  •  5年前の今日、平成14年12月1日の日曜日、
  •  有限会社あいおふぃすは地下鉄中津駅近くのマンションの一室を借りて、創業しました。
  •  入居したマンションは、エアコンが故障中でストーブもカーテンもなく、夜中、寒さに震えながら
  •  缶コーヒーで暖をとって段ボール箱を机がわりにせっせと設立の準備作業をしていたことが懐かしく思います。
  •  当時、会社名も決まっておらず、机・イスすらもなくノートパソコンとポットだけの閑散とした事務所でした。
  •  それから5年が過ぎ、本日こうして弊社が5年目を迎えさせていただきましたのも、
  •  ひとえに、クライアント様をはじめ、ご指導ご支援を頂きました皆様、
  •  協力会社の皆様、そして、こうしてこのホームページをご覧頂いている皆様をおかげでございます。
  •  この5年間、弊社とお逢いさせていただいた全ての方々にこの場を借りて、心より御礼申しあげます。
  •  初心を忘れることなく、10年目に向けて、これからも邁進して参ります。
  •  今後とも有限会社iOffice.をどうぞ宜しくお願い申しあげます。 ありがとうございます。
  • ●H19.11.01
  •  取引銀行を大阪市信用金庫 梅田支店に変更致しました。